ソノ アイダ #新有楽町
ARTISTS STUDIO #01


「ソノ アイダ#新有楽町」は三菱地所の新有楽町ビル1階の空き店舗を空間メディアとして活用する2021年12月から始まるアートプロジェクトです。その中の企画「ARTISTS STUDIO」では、アーティストが自分の制作環境を移設し、約1ヶ月半の期間作品を制作しながらアーティストの営みを展示、作品販売も行います。第1期のアーティストは藤元明と森靖。スタジオプログラムのアーティストは期間ごとに入れ替り、常にアーティストのいる風景を提供します。加えて企画展覧会や現代美術への関わりを実践を通して学ぶ「OUT SCHOOL」や不定期開催予定のワークショップなども並走しながら、アートに関わる様々な人が集まる新たなアートコミュニティの形を提案します。



概要
会期:2021年12月10日(金)- 2022年1月30日(日)
定休:月曜日
営業時間: 13:00-20:00
会場:東京都千代田区有楽町 1-12-1 新有楽町ビル1階 北側112区画
主催;ソノ アイダ実行委員会
主宰:株式会社アトム(A-TOM Co., LTD.)
協力:三菱地所



ステイトメント

アートの本質は作品の審美的部分の共有という限定的なものではない。アートは作品を産み出すアーティストの価値観、展示のステイタス、それらを社会化する批評、コレクターによる経済化など、多様に関わる様々な要素によって成立している。「ソノ アイダ#新有楽町」は、それらの根幹にアーティストの作品制作の場があると定義し、都心の隙間にアーティストの営みの場を移設することで、アートに関わる人々が交流をできる空間を都心に作り上げる試みである。「ソノ アイダ#新有楽町」のこの在り方は、ヨーゼフ・ボイスがかつて示した、芸術を、特権的な位置づけから奪還し再び日常社会へ還元する活動であったり、グラフィティやパブリックアートなど都市を強制的に上書きする行為とは質感が異なる。アーティストが常に滞在する作品制作の場を既存都市の隙間(=アイダ)に開き、都市と美術の交流の場を新たに生み出すことで、本プロジェクトは作品鑑賞に留まらない都市と美術の対話的関係性を提示する。そして交流に基づいた都市と美術の関係性は、対立や俯瞰を前提としない新たなナラティブをアート及び社会にもたらすであろうと考える。  一方「ソノ アイダ#新有楽町」は、都市という価値観そのものに対する挑戦でもある。都市コンテンツはこれまでマーケティング型大衆消費とグローバリゼーションによる均質化が繰り返され、経済合理性という重力から抜け出すことができなかった。本企画は、アーティスト、主宰者、地権者がそれぞれに新しい価値観を持ち寄り「空き物件の活用」を超える複合的な企画が実現した。この事実は一時的・局所的現象ではなく、時代の要請と現実社会の”ソノ アイダ”を示すものでもあり、新たな都市への提案と言えるのではないだろうか。

2021年12月 藤元 明




藤元 明 AKIRA FUJIMOTO
1975年東京生まれ。東京藝術大学美術学部大学院デザイン専攻修了。FABRICA(イタリア)に在籍後、東京藝術大学先端芸術表現科助手を経てアーティストとして国内外で活動。社会現象や環境問題をモチーフとして、様々なメディアで作品展示やアートプロジェクトを展開。主な活動に「NEW RECYCLE®」「2021」、原爆や戦争など社会的喪失の記憶をテーマにした国際プロジェクト「FUTURE MEMORY」など。主な展覧会に「ソノ アイダ#COVID-19」「TOKYO 2021」「陸の海ごみ」「海ごみのあと」。2015年より都市の余白を活用する「ソノ アイダ」を主宰。
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Photo by Daisuke Omori
森 靖 OSAMU MORI
1983年愛知県岡崎市生まれ。東京藝術大学大学院彫刻専攻を修了。 2010年山本現代で初個展「Can’t Help Falling in Love」を開催。 横浜トリエンナーレ「OUR MAGIC HOUR ー世界は どこまで知ることができるか?ー」に出展。 その後、一つの巨大な彫刻作品の制作に取り掛かり、10年ぶりとなる個展「Ba de ya」で発表。 素材のもつ力を最大限に活かしながら彫刻造形の限界に挑み続ける。
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©️2015 ソノ アイダ