ソノ アイダ#新有楽町

第6期 「鯰(なまず)」( 表良樹、藤村祥馬、森山泰地)
2022年8月10日〜9月19日


「ソノ アイダ#新有楽町」は三菱地所の新有楽町ビル1階の空き店舗空間メディアとして活用する2021年12月から始まる期間限定のアートプロジェクトです。その中の企画「ARTISTS STUDIO」では、アーティストが自分の制作環境を移設し、約1ヶ月半の期間作品を制作しながらアーティストの営みを展示、作品販売も行います。第1期のアーティストは藤元明と森靖。
 スタジオプログラムのアーティストは期間ごとに入れ替り、常にアーティストのいる風景を提供します。加えて企画展覧会や現代美術への関わりを体験し学ぶ「OUT SCHOOL」なども並走しながら、新たなアートコミュニティの形成を目指します。




概要
会期:期間によって作家が入れ替わります。
第1期 藤元 明 / 森 靖(2021年12月1日〜2022年1月30日) 終了
第2期 相澤 安嗣志 / 岩村 寛人 / マイケル・ホー (2022年2月2日〜3月6日)終了
第3期 やんツー / 水戸部 七絵 (2022年3月16日〜4月24日)終了
第4期 藤崎 了一 / Hogalee (2022年5月10日〜6月26日)終了
第5期 花崎 草 / 塩原 有佳(2022年6月29日〜8月7日)終了
第6期 「鯰(なまず)」( 表良樹、藤村祥馬、森山泰地)

営業時間:13:00〜20:00
休廊:7月6日(水)18時まで、7月8日(金)
会場:ソノ アイダ #新有楽町
住所:東京都千代田区有楽町 1-12-1 新有楽町ビル1階 北側112区画
主催:株式会社アトム(A-TOM Co., LTD.)
企画:ソノ アイダ実行委員会
協力:三菱地所
機材協力:BLACK+DECKER / DEWALT / LENOX / IRWIN



ステイトメント

アートの本質は作品の審美的部分の共有という限定的なものではない。アートは作品を産み出すアーティストの価値観、展示のステイタス、それらを社会化する批評、コレクターによる経済化など、多様に関わる様々な要素によって成立している。「ソノ アイダ#新有楽町」は、それらの根幹にアーティストの作品制作の場があると定義し、都心の隙間にアーティストの営みの場を移設することで、アートに関わる人々が交流をできる空間を都心に作り上げる試みである。「ソノ アイダ#新有楽町」のこの在り方は、ヨーゼフ・ボイスがかつて示した、芸術を、特権的な位置づけから奪還し再び日常社会へ還元する活動であったり、グラフィティやパブリックアートなど都市を強制的に上書きする行為とは質感が異なる。アーティストが常に滞在する作品制作の場を既存都市の隙間(=アイダ)に開き、都市と美術の交流の場を新たに生み出すことで、本プロジェクトは作品鑑賞に留まらない都市と美術の対話的関係性を提示する。そして交流に基づいた都市と美術の関係性は、対立や俯瞰を前提としない新たなナラティブをアート及び社会にもたらすであろうと考える。  一方「ソノ アイダ#新有楽町」は、都市という価値観そのものに対する挑戦でもある。都市コンテンツはこれまでマーケティング型大衆消費とグローバリゼーションによる均質化が繰り返され、経済合理性という重力から抜け出すことができなかった。本企画は、アーティスト、主宰者、地権者がそれぞれに新しい価値観を持ち寄り「空き物件の活用」を超える複合的な企画が実現した。この事実は一時的・局所的現象ではなく、時代の要請と現実社会の”ソノ アイダ”を示すものでもあり、新たな都市への提案と言えるのではないだろうか。

2021年12月 藤元 明


ARTISTS STUDIO #06|MEMBER


鯰|Namazu
2018年に結成された表良樹、藤村祥馬、森山泰地によるチーム。普段は、個々のアーティストとして活動する3人は茨城県取手市に拠点をおき、日常的な飲み会を軸に活動してきた。制作と生活の中で感じる何でもない現実から着想し、動きのあるインスタレーションや身体を使った表現を実践している。




©️2015 ソノ アイダ