ソノ アイダ#新有楽町


「ソノ アイダ#新有楽町」は三菱地所の新有楽町ビル1階の空き店舗を空間メディアとして活用する2021年12月から始まるアートプロジェクトです。その中の企画「ARTISTS STUDIO」では、アーティストが自分の制作環境を移設し、約1ヶ月半の期間作品を制作しながらアーティストの営みを展示、作品販売も行います。第1期のアーティストは藤元明と森靖。スタジオプログラムのアーティストは期間ごとに入れ替り、常にアーティストのいる風景を提供します。加えて企画展覧会や現代美術への関わりを実践を通して学ぶ「OUT SCHOOL」や不定期開催予定のワークショップなども並走しながら、アートに関わる様々な人が集まる新たなアートコミュニティの形を提案します。

概要
会期:期間によって作家が入れ替わります。
第1期 藤元 明 / 森 靖(2021年12月1日〜2022年1月30日) 終了
第2期 相澤 安嗣志 / 岩村 寛人 / マイケル・ホー (2022年2月2日〜3月6日)終了
第3期 やんツー / 水戸部 七絵 (2022年3月16日〜4月24日)終了
第4期 藤崎 了一 / Hogalee (2022年5月10日〜6月26日)

営業時間:13:00〜20:00
会場:ソノ アイダ #新有楽町
住所:東京都千代田区有楽町 1-12-1 新有楽町ビル1階 北側112区画
主催:株式会社アトム(A-TOM Co., LTD.)
企画:ソノ アイダ実行委員会
協力:三菱地所
機材協力:BLACK+DECKER / DEWALT / LENOX / IRWIN



ステイトメント

アートの本質は作品の審美的部分の共有という限定的なものではない。アートは作品を産み出すアーティストの価値観、展示のステイタス、それらを社会化する批評、コレクターによる経済化など、多様に関わる様々な要素によって成立している。「ソノ アイダ#新有楽町」は、それらの根幹にアーティストの作品制作の場があると定義し、都心の隙間にアーティストの営みの場を移設することで、アートに関わる人々が交流をできる空間を都心に作り上げる試みである。「ソノ アイダ#新有楽町」のこの在り方は、ヨーゼフ・ボイスがかつて示した、芸術を、特権的な位置づけから奪還し再び日常社会へ還元する活動であったり、グラフィティやパブリックアートなど都市を強制的に上書きする行為とは質感が異なる。アーティストが常に滞在する作品制作の場を既存都市の隙間(=アイダ)に開き、都市と美術の交流の場を新たに生み出すことで、本プロジェクトは作品鑑賞に留まらない都市と美術の対話的関係性を提示する。そして交流に基づいた都市と美術の関係性は、対立や俯瞰を前提としない新たなナラティブをアート及び社会にもたらすであろうと考える。  一方「ソノ アイダ#新有楽町」は、都市という価値観そのものに対する挑戦でもある。都市コンテンツはこれまでマーケティング型大衆消費とグローバリゼーションによる均質化が繰り返され、経済合理性という重力から抜け出すことができなかった。本企画は、アーティスト、主宰者、地権者がそれぞれに新しい価値観を持ち寄り「空き物件の活用」を超える複合的な企画が実現した。この事実は一時的・局所的現象ではなく、時代の要請と現実社会の”ソノ アイダ”を示すものでもあり、新たな都市への提案と言えるのではないだろうか。

2021年12月 藤元 明



ARTISTS STUDIO #04|MEMBER


藤崎了一
1975年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。 素材に対峙する自身の身体素材のもたらす「現象」という要素を掛け合わせることで、既知の素材を一気に飛躍させた表現へと昇華させる作品を発表。立体・写真・映像など、幅広いメディウムを用いる。 2020年にEmerging Photographer of the Year Awardファイナリスト受賞(英国)、sanwacompany Art Award / Art in The Houseファイナリスト受賞など




Hogalee / ホガリー現代を映す鏡として女性『girl / オンナノコ』をモチーフにコミック描写の線画にて記号化したものを描き続けている。 美人画などで美を表すものとして描かれる女性像をテーマに、現代アートやカルチャーの文脈をレイヤーにしたキャンバス作品や、 キャンバスという枠を超えた支持体として空間描画(壁画)をアクリルペイントやマスキングテープ自体での描画などで制作している。
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ARTISTS STUDIO #03|MEMBER


やんツー
1984年、神奈川県生まれ。美術家。先端テクノロジーが持ちうる公共性を考察し、それらがどのような政治性を持ち、社会にどう作用するのか、又は人間そのものとどのような関係にあるかを「介入」する行為をもって作品を構築し、批評する。国内外の美術館やギャラリーで作品を発表する他、和田ながら演出による演劇作品の舞台美術や、contact Gonzoとのパフォーマンス作品など、コラボレーションも多く手掛けている。
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水戸部七絵 Nanae Mitobe
神奈川県生まれ。画家。
2011年名古屋造形大学にて、画家 長谷川繁に師事し、2021年から東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画 在籍、画家 小林正人に師事する。主に絵画原理を研究し、新表現主義や過剰主義の文脈から、一貫して油絵具を使用しながら、絵画を制作している。
以前から描く対象として象徴的な人物の存在を描いたが、2014年のアメリカでの滞在制作をきっかけに匿名の顔を描いた「DEPTH」シリーズを発表。2016年に愛知県美術館での個展「APMoA, ARCH vol.18 DEPTH ‒ Dynamite Pigment -」を開催し、2020年に愛知県美術館に「I am a yellow」が収蔵される。同年「VOCA展2021」奨励賞を受賞(東京都現代美術館学芸員:鎮西芳美 推薦)。代表作にマイケル・ジャクソンやデヴィッド・ボウイなどの著名人やポップ・アイコンをモチーフにした「スター・シリーズ」、コロナ禍での時事的な状況を絵日記として描き続けているシリーズ「Picture Diary」等がある。
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ARTISTS STUDIO #02|MEMBER


相澤 安嗣志|ATSUSHI AIZAWA
1991年神奈川県生まれ。2011年多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻入学、2015年多摩美術大学美術学部情報デザイン学科メディア芸術コース卒業。幼少期を里山で過ごした経験から、自然と人間が交わる境界領域などに価値を見出し、自然物、工業製品、素材の変容や現象を用いて平面作品や彫刻などを構成し多様な実践をしている。 主な展覧会に2020年「MATER」GALLERY ROOM・A、2019年「The Discoveries from A Certain Fable」 コートヤード広尾、2017年「No Man's Land」 KANA KAWANISHI GALLERYなど。 2021年よりWATARI TRIPLE C PROJECTに参加。
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岩村 寛人|KANTO IWAMURA
1985年東京生まれ。 ロンドンのAASchool of Architecture(AAスクール)で建築を学ぶ。 その後、建築製図の延長として発案した「A_Maze」という画法を元に画家としての活動を始める。 近年は抽象建築/原始的モニュメンタリズムを題材としたコンクリート彫刻の制作や、建築家として空間・立体・平面の媒体を縦横にクロスオーバーする作家活動を展開している。





マイケル・ホー|MICHAEL HO
1996年、アメリカ・ハワイ島で生まれ、同島で育つ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)芸術学部で美術を学び、2018年に最優等賞を取得して卒業。美術学士。大学在学中は、バーバラ・クルーガー、ラリ・ピットマン、アンドレア・フレーザー、キャサリン・オーピー、エイドリアン・ウォン、エイドリアン・サックス、メアリー・ケリー、シルケ・オットー・ナップといった芸術家や教授に師事し、共同制作もした。2018年、大学卒業後まもなく拠点を東京に移し、東京と香港で作品の発表を開始。視覚意味論と疑似教訓主義に焦点を当てた絵画や彫刻にアメリカのポップカルチャーを取り入れ、見る者との間に活発な対話が生じるような、より複雑な絵画の可能性を追求している。
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ARTISTS STUDIO #01|MEMBER


藤元 明 AKIRA FUJIMOTO
1975年東京生まれ。東京藝術大学美術学部大学院デザイン専攻修了。FABRICA(イタリア)に在籍後、東京藝術大学先端芸術表現科助手を経てアーティストとして国内外で活動。社会現象や環境問題をモチーフとして、様々なメディアで作品展示やアートプロジェクトを展開。主な活動に「NEW RECYCLE®」「2021」、原爆や戦争など社会的喪失の記憶をテーマにした国際プロジェクト「FUTURE MEMORY」など。主な展覧会に「ソノ アイダ#COVID-19」「TOKYO 2021」「陸の海ごみ」「海ごみのあと」。2015年より都市の余白を活用する「ソノ アイダ」を主宰。
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Photo by Daisuke Omori
森 靖 OSAMU MORI
1983年愛知県岡崎市生まれ。東京藝術大学大学院彫刻専攻を修了。 2010年山本現代で初個展「Can’t Help Falling in Love」を開催。 横浜トリエンナーレ「OUR MAGIC HOUR ー世界は どこまで知ることができるか?ー」に出展。 その後、一つの巨大な彫刻作品の制作に取り掛かり、10年ぶりとなる個展「Ba de ya」で発表。 素材のもつ力を最大限に活かしながら彫刻造形の限界に挑み続ける。
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©️2015 ソノ アイダ