松下 徹 Untitled


今回の街に飛び出す行為は、かつてのダダイズムや〜〜が美術の既存の枠組みを壊すために外に飛び出していった行為をなぞっているわけではない。何してもアートだと認められてしまう世の中になってしまった現在にもかかわらず、スタジオで制作した作品がギャラリー・美術館に向かってしまう。日常生活と地続きに繋がっている空間の中へ、そしてグラフィティの壁に対するルール・フォーマットとは違う考え方で、アーティストが 街へ出て自らの価値観を浮かび上がらせることに面白さと可能性を感じている。そして街の情景の中に浮かび上がる作品は、不特定多数の人々に写真を撮られることを前提に作っていて、情報として媒体化され、拡散していくことが今回の狙いでもある。
©️2015 ソノ アイダ